■
いつもブログを読んでくださり、誠にありがとうございます。
税理士というと、ある程度、年齢のいったおじさんを思いうかべるのでは ないでしょうか? 主な仕事は、税金の計算をして、「これだけ納税しますよ。」という書類を 作ることです。税法が難しいため、一般の人がこうした書類を自分で作ると、 間違いや脱税になるので、「代理でやってください。」ということで つくられた仕事です。代理人ですから、若い経営者であれば、若い代理人のほうが いいときもあります。女性であれば、女性税理士のほうがいいときもあります。 相続で困っているひとには、相続税専門の代理人もいます。 2017年現在35歳です。スポーツ選手だったらベテランの年齢ですが、税理士として は、若手と呼ばれます。たしかにベテランの税理士さんより、経験と実力は劣ります が、若手税理士には、ベテランにない様々なメリットがあります。 今回は、そのメリットについて7つをご紹介します。
「若手税理士の7つのメリット」
① 相談がしやすい 起業家と年齢が近いです。日本政策金融公庫総合研究所「2013年度新規開業実態 調査」によると、開業時の年齢のうち、30代は40.2% 40代は29.8% おおむね30代~40代で起業しています。税理士でも若手と呼ばれるのは、30代 ~40代のため、起業家と年齢が近く相談しやすいのが特徴です。
② 30代~40代の税理士の希少価値 税理士の平均年齢は、65歳とも言われます。税理士の数は、現在全国で7万人いる と言われていますが、そのうちの60%以上は60歳以上です。30代以下は、 5.8%、40代は12.8%です。
③ フットワークが軽い 毎月訪問してもらいやすいです。試算表やメールの返答のスピードが早いです。 年配の税理士さんに比べ、体力や時間があまっていることが主な要因です。
④ 顧問料が安い 月次顧問料8000円~の事務所もあります。税理士の顧問料の平均は個人なら2 万、法人なら3万といったところですが、税理士に経験値が少なかったり、新設法人 で規模の小さいところの場合、顧問料も格安となる傾向にあります。
⑤ クラウド会計やSNSに対応 60代の税理士だと、ワードはおろか、メールすらできない人もいます。 クラウド会計では、インターネット上で、銀行やクレジットカードのデータを取得す るものです。経理の手間を解放するものとして注目されているものの、年配の税理士 では、対応しずらい領域となりがちです。また、フェイスブックやブログ、ツイッ ターで若者が連絡を取り合うなか、SNSに無関心では、顧客とのコミュニケーション にも阻害が出かねません。その点、若手の税理士の場合、クラウドやSNSへの対応 は、年配の税理士より得意です。
⑥ 税理士の悪いイメージを払拭しようとしている。 相談したら、高い。偉そう。難しい専門用語をたくさん使うなどといったイメージを 払拭しようとしています。私が4コマ漫画を画くのも、こうした試みのひとつです。
⑦ 税理士が直接対応 ある程度の規模になると、会計事務所の場合、税理士ではなく、担当職員がお客様と の応対を9割以上こなし、税理士と直接会う機会が減ってしまいます。しかし、若手 税理士で開業間もない場合、職員の数も多くないため、税理士が直に対応し、担当者 により、仕事の質が異なるといったことはなくなります。
「おわりに」
税理士で本当のプロになるには、実務経験20年は必要と言われたこともあります が、それだけの年数を重ねていたら、税理士はみなおじいさんだらけになってしまい ます。若手税理士は頼りないと思うかたもいますが、若手はそうした世間のやや冷た い視線を感じながら、日々、奮闘しています。 若手税理士に興味がありましたら、ご相談ください。